Category:日記
2005.11.13 Sunday|17:50|posted by 酒豪
隠しているところの方が少ない衣装で、そこからハミ出るおケツのお肉、くびれたウエスト、汗で艶めかしく光る背中、想像を絶するエロさであった。まさにエロ歌謡ショーである。実際愚息が「お父さん、僕、なんか、大変だよ!」と何回か叫んだが、「ここはファミリー席だぞ? 興奮せずに座って見ていなさい」となだめたくらいだ。おそらくスカートの中身が丸見えであったであろう、最前列の人たちの息子が心配である。
冗談はさておき、美勇伝は「石川梨華 with すっとこどっこい二人組」といった感じだった。やはり「石川梨華のためのユニット」と噂されるもむべなるかな。しかしこの「すっとこどっこい二人組」が実にいい雰囲気を持っていて、岡π(岡田唯)の妄想に妙なノリを見せるみーよ(三好絵梨香)など、実にほんわりというか、和やかムードを醸していて、石川梨華の美貌とこの二人のオッペケコンビとが相まり、美勇伝は1+1+1>3の、とてもよいユニットであるのだな、と感心することしきり。
衣装替えの間に流れるVTRも秀逸であった。ここでは岡πが主役になるのだが、この子の持つ「間」は素晴らしい。おそらく笑いに精通した関西人でなければ出せない、絶妙な「間」である。それに上っ被せで付いていこうとするも、どこかぎこちないみーよ、そして、ツッコもうとはしているらしいが、ツッコみ切れていなくて逆に寒い梨華ちゃん、希有なる構造美学である。僕はハロプロ関連のコンサートに参加していて珍しく、飲んでいたお茶を吹き出し、一階席に散布してしまった(僕は二階席の最前だった)。これはもちろん大仰な表現であるが、それくらいに楽しませてもらったということである。
しかし、音響、音楽的には残念という外ない。僕は音響的なデッドスポット(二階席の端っこの方)にいたらしく、低域が散漫で、あまりノリを感ずることができなかった。狭い会場なのだから、サウンドエンジニアはこうしたデッドスポットを作らないくらいの配慮はできたのではなかろうか。音楽として見てみても、これはまあ仕方がないっちゃあ仕方がないんだろうけれども、梨華ちゃんが音程を外すたびに、一階席へダイブしそうになるほどずっこけた。一方、岡πは素人のカラオケレベルとはいえ、上手いと言えるし、みーよも安定こそしていないものの、音程は取れていた。口パクなんかもってのほかだが、こと梨華ちゃんに関しては、リアルタイムピッチ補正機器の使用をおすすめしたい。
恥ずかしながら、僕はアルバム「スイートルームナンバー1」を聞かずしてここへやってきた。つんくのプロデュースする曲などウンコだと思っているが、2,3「おっ」と思える曲もあった。しかし、コンサートを目の当たりにした今にしてなお、それらの曲名を僕は知らない。それは彼女らが彼女らの曲の名を一度も口にしなかったからだ。それが何か意図があってのことなのか、僕の知るところではない。知るところではないが、このコンサートは総じてとても、とても楽しかった。最近ハロプロのラジオを聞かなくなって久しいが、美勇伝のラジオがあるらしいので、聞いてみたい。ちょっと調べてみると、特にみーよはラジオで「エロいですよ」と公言したり、学生時分「解体クラブ」なるものに所属し、電化製品を解体することに興じていたなど、非常に興味深い面を持っているようなので、この子には注目していきたい。
以下、余談
℃-uteのパフォーマンスは、小学校のちょっと高レベルな学芸会といった感が否めなかった。先生ハリキリました、みたいな。でも中島早貴たん(声優の方じゃないよ)はちょカワ。テラキャワユス。そんな歳でおへそ出しちゃダメだお! お風邪引いちゃうんだから!
事前にリサーチしておいた品川「なんつッ亭 弐」のラーメンを帰りに食った。なぜこんなに行列ができるのかまったくわからない。この系統の味を求めるなら、新宿の「桂花」の方が行列してないし、なによりここより断然旨い。創立者の個性だけか! この店はよォ!