翠玉のメロディ

せりふの時代

土曜の朝、転がるように新宿紀伊国屋に入店。演劇コーナーにおいて金色に輝く“それ”を発見。5冊くらい並ぶうち、もっとも裁断の際の毛羽立ちが少なそうなのを抜き出し、レジへ。「研修中」との札を付けたこのおねいさんは、この本がどれだけの価値があるものか知らないだろう。「おねいさんよ、あなたは本を売っているだけではない。同時に『夢』も売っているんですぜ」と言葉を置いて、その場を去った。

桂花でラーメン食ったけど、なんかはっきりしない味になってる気がした。開店直後だからスープがまだ煮詰まってないのだろうか。あとちょうどその日から50円値上げだった。今このタイミングで値上げの意味がわからない。

家に帰ってくるも、なかなかページを開く気にならない。読んでしまったらそれで楽しみが終わってしまうじゃないか。いしよしスレの反応を見ながら、読むモチベーションを上げていき、さらに酒を飲んでテンションアゲアゲ。

夜中になって、ついに、読んだ。

いつも思うのだが、メディアを通して見える限りで、このふたりの関係性を正確に言い当てることのできる一般的ワードはこの世に存在するのだろうか。『友達』『親友』のように『友』とつく言葉が似合うほど馴れ馴れしい感じではないし、『仲間』というと仕事だけの付き合いみたいでどこか余所余所しい。もちろん、私生活でふたりが何をしてるかはわからないんだけど(・∀・)、見える範囲に限って言えば、どうも、「いしよしの関係は○○です」と言えるかな〜、と考えたときに、ぱっと言葉が思いつかないのだ。きっと、「いしよしの関係はいしよしです」としか言いようがないんだろうな。もうちょっとしたら、きっと「いしよしだ」みたいな形容動詞や、「いしよしい」みたいな形容詞が一般的語句になるんだ。

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