翠玉のメロディ

“喫煙者”加護ちん

このことを知った僕は、職場の休憩室にもかかわらず、ひとすじの涙を頬に感じた。あまりにも大きな孤独を、君は背負っていたね。そして君は、負けてしまった。

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加護ちんの孤独は前々から感じていたことですが、決定的だと思ったのは、電話先で加護ちんのお母さんが泣きじゃくるという話を聞いてからです。加護ちんはそれを必死でなだめるという。そんな加護ちんを見て「偉い」という感想を持つ人もいるでしょうが、僕はそう思う人の気が知れない。僕はただただ可哀想で仕方がなくなるのです。

親子の立場が逆転するのはとても危険なことです。子供に大きな孤独を一生背負わせることになりかねない。愛してくれたはずの親に、愛を与えなければならなくなった子の寂しさ、想像するだに胸が苦しくなります。

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