翠玉のメロディ

フットサルがなかなか去らない

モーニング娘。は相変わらず最高に面白いんだけれども、最近自分の中で何か煮え切らない感情が支配するこの現状。なんてヒップホップ的な韻を踏んでいる場合ではなく、娘。が芸能界的に相手にされなくなってきてるのを痛いほど感じるのだ。それは具体例を挙げるまでもなく、娘。のテレビ露出が極端に減っていることからも明らかなのだが、なあ、娘。さんたちよ、そろそろフットサルはもういいんじゃないか。フットサルをやったってせいぜいCSでしか放映されないし、セールスに結びつかないのはもうわかったことだし、何よりアンタら本気すぎてアタイちょっとついていけない。継続は力なりってことで、百歩譲ってフットサルをこのままやり続けるにしても、アイドル同士で戦って何が楽しいの。アイドルが一般の強豪チームと戦うっていうのの方が面白いじゃん。この前のバレーみたいに、ハロモニの一企画ぐらいのスタンスの方が、見ている方としては娯楽性があっていいんだよ。

娘。自身が楽しむのを見て、一緒に楽しくなれる、それがモーニング娘。だったじゃないか。それがあんなマジ顔でスポーツをやられちゃ、こっちは「それよりももっとやるべきことがあるんじゃねぇの」と思ってしまう。「やるべきこと」ってのはやっぱり歌だったり、踊りだったり、演技だったりするわけだけれども、フットサルをやっている子たちのそういったパフォーマンスを見て、「おっ、フットサルが活かされてるねぇ」という感想はどうしたって持ちにくいし、実際サッカーの技術と歌手の技術が同じベクトルにあるとは思えない。

要は「本分を忘れるな」ということを言いたいのだ。君たちが輝くべきはフィールドの上ではない。ステージの上だ。そして実際、君たちはフィールドの上よりもステージの上で輝く。息抜きにスポーツをやるのはいい、しかしマジになってはダメだ。

ということで、個人的に娘。には音楽性の向上、ひいてはセールスの向上に繋がると思われる、ブラスバンドをクラブ活動としてやっていただきたい。そう、スイングガールズみたく。軽音部でもいいし、踊りをやりたい子は創作ダンス部でもいいよ。とにかく、フットサルをやる娘。を見るのはいい加減飽きたし、それをやってたってアイドル歌手集団モーニング娘。としては実りがないよ、ということを言いたい。僕にとっては「アイドルの中でフットサル一位になりました」って言われても「へぇ」としか言いようがなく、「で、それをやって歌や踊りは上手くなったの?」と問いたくなる。「トランペットをやったおかげで腹式呼吸が本当の意味で身に付きました」とか、「ブラバンを切っ掛けにクラシックやジャズを聞くようになりました」などの声が上がった方が、僕は嬉しいし、きっと娘。全体のパフォーマンスにも良い影響を与えるものだと信じる。

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