翠玉のメロディ

死のうと思わなくなったこと

大学時代、特定の人と頻繁につるむこともなく日記を書いていた僕だったが、一人だけ僕の掲示板にレスしてくれたり、チャットしてくれたり、ときにはイベントや握手会に連れ出してくれたりした人がいた。その人がだいぶ前に自ら命を絶っていたことを知った。ショックだった。自分が死んでも誰も悲しまないと思っていたが、親しくはあったが付き合いの短い人が死んだと聞いてこんなにショックを受けるなんて思わなかった。悲しかった。それからよほどのことがない限り死のうとは思わなくなった。

死のうとは思わなくなったが、だからといって世界が一変するわけではない。出口から差す光はまだ見えない。

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眠い

人にもよるが、パキシル、レクサプロのようなSSRIやサインバルタのようなSNRIはお勧めしない。自分じゃないような感じになる。薬に支配されているよう感じ。不快になって急に辞めると、所謂シャンビリが起こる。僕の場合耳の中はシャンシャンしなかったが、不整脈のような、予想のつかない電撃がいきなり体を走ってびっくりする。不快極まりない。

レメロン(リフレックス)を飲んだ時は初日に極彩色のサイケデリックな夢を見た。自分でも驚くほど行動力が出て、東京へラーメン屋巡りの旅なんかに出かけるほどだった。ラーメン屋巡りというくらいだから食欲も半端ない。ただ噂通りすぐ腰折れする。効いているんだか、効いていないんだかわからないラムネになってしまう。

ブプロピオンも自分じゃないような感じになる。カフェインを取りすぎたときみたいになる。食欲もなくなる。禁煙に使われるというので、欲を抑える作用があるのだろう。ダイエットにはいいかもしれない。

僕に足りないのはドーパミンかも、と思ってエビリファイやアマンタジンも試してみたが、効き目を感じなかった。

もう一回レメロン(リフレックス)を試したいと思ったが、金がなかったので構造が似ているテトラミドを試した。大した効き目は感じなかった。

古い薬も試した。アモキサンやトリプタノール、ルジオミールは比較的効いた。気分が少し持ち上がる。アナフラニールは効き目がよくわからず、急に辞めたらSSRIやSNRIと同じくシャンビリが来た。セロトニンを増やす薬はシャンビリを起こす傾向があるらしい。

ただシャンビリが怖いからといってSSRIやSNRIをあえて避けるというのはよくない。自分には合っているかもしれない。それに合わなかったとしても僕みたいに急に辞めず、漸減していけばそこまで恐れることはない。お勧めはしづらいけど。

今はどうにか安定している。気分が沈むことがなくなったし、得たいの知れない不安感に襲われることもない。

苦しみから逃れたい、治したいという一心でここまで来た。起きている間ずっと死ぬことばかり考えていた時もある。だがモーヲタ時代仲良くしてくれた、ある人のおかげで踏みとどまれた。

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寛解とは

寛解というのはうつ病がすっかり治ることではない。薬で安定した状態だ。薬を飲むのをやめたり忘れたりすると、底なし沼に脚を引っ張られるようにしてうつに引きずり込まれる。新型コロナウイルスの影響で薬が届くのが遅れたときは地獄を見た。薬は余分に持っておいたほうがいい。

会社でうつになり始めたときに話を戻すと、友達はしょせん他人事だし、親も、兄弟も誰も理解しようとしてくれなかった。それは仕方ない。うつになったことがない人にうつの気持ちをわかれと言っても無理な話だ。

酒に助けを求めるしかなかった。酒だけが嫌な気持ちを忘れさせてくれ、楽しい気分にさせてくれた。

しかしそれはあるときからおかしな方向を向き始めた。酒を飲むことだけが目的となり、飲みすぎで具合が悪くなって嫌な気分を呼んだり、気持ちを沈ませる原因になっていった。当時の僕は酒のせいかうつのせいか頭がおかしくなっており、例え気分が悪くなることが分かっていようと酒を飲むことをやめなかった。

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